第103章 中島美奈を圧倒的に秒殺する

その夜は、あの一件のせいで、夕食もやむなく切り上げになった。

南雲玲奈も長居はせず、軽く挨拶を残して帰っていった。

それから半月。

『ミラクル』改良版の特効薬は、無事に市場投入にこぎつけた。

ただし、発表会当日――南雲玲奈の姿はなかった。

数年前に開発が終わっていた改良版だ。彼女としては、わざわざ出るほどのものでもない。

藤井一輝も無理に呼びつけたりはしない。

その代わり、発表会が終わったあと、彼は玲奈にもうひとつの朗報を持ってきた。

「君のあのシステム、医療機器に組み込んだ後、うちの私立病院で先に臨床検証を回した。院長と専門チームが正式に認めて、同業にも積極的に薦めてる。こ...

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